アルコール依存症、対策進む 年度内に15都県が計画策定

[アルコール依存症、対策進む 年度内に15都県が計画策定]

(産経新聞  2018年5月3日)


多量飲酒やアルコール依存症をなくすための対策推進計画について、
今年度中に策定予定の自治体が15都県に上ることが、厚生労働省の調べで
分かった。
すでに27道府県が策定済みで、残りは5県。

依存症の相談拠点も年度内に18自治体(政令市含む)が設置見込みで、
設置済みを含めると全国で計26自治体になる。
急ピッチで対策が進められている。


アルコール健康障害対策基本法(平成26年施行)は、都道府県に対し対策推進
計画を策定するよう努力義務を課した。
計画には、アルコールで健康障害を起こした人の相談や治療、依存症の人が
必要な治療を受けられる体制の整備などが記載される。


3月に策定した岩手県の計画は、小学校から飲酒の影響についての教育を施す
ことや、職場での適量飲酒の啓発を明記。

昨年9月に策定した大阪府は、自殺未遂や児童虐待などで飲酒が関連する
場合、「関係機関が適切な介入を行うこと」を盛り込んだ。


策定が未定の福井県は「アルコールだけか、それともギャンブルなど他の
依存症と一緒にできるか区分けが難しい」としている。


平成25年の厚労省研究班の調査によると、アルコール依存症の人は
約109万人と推計。
予備軍として多量飲酒者が約980万人いるとされる。

医療機関で治療を受けている患者数は厚労省の調べで約4万9千人
(平成26年)と推計。

自殺者の2割以上にアルコール関連の問題が見られるという。


http://www.sankei.com/life/news/180503/lif1805030006-n1.html


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