マドンナもP!NKもハマった 歯につけるジュエリーに専門家が警鐘

[イタすぎるセレブ達
   マドンナもP!NKもハマった 歯につけるジュエリーに専門家が警鐘]

(TechinsightJapan  2018年5月1日)


数年前からじわじわと流行し始めている「歯を用いたお洒落」。
「マルーン5」アダム・レヴィーンのモデル妻ベハティ・プリンスルーは
‟親しらず”を金に浸し、廃棄される運命だったはずの歯をペンダントトップと
して再利用した。
ホンモノの歯を用いて作ったアクセサリーが欧米では注目され、イヤリングに
加工した“歯アクセ”などの販売も話題となった。


そういったお洒落であれば「リサイクル」で済まされるのだが、それでは
物足りないのか多くのセレブ達は歯の表面にキラリと輝く宝石を貼りつける、
または金や銀など派手さが勝負の歯用アクセサリー“グリル”を歯に装着する
などし楽しんでいる。

しかしこれらが歯に与える悪影響について、懸念する声は増えるばかりの
ようだ。

まるで歯の全体が金歯、または銀歯のように見えるグリルには「ちょっと
無理」と抵抗がある人も、歯の表面にダイヤモンドチップを貼り付けている
人気セレブ達を見れば「私もつけてみたい」と思われるかもしれない。

最近では歌手P!NKも歯の表面にダイヤモンドチップを貼りつけ話題に
なったが、これらにつき歯科医達はどのような見解を示しているのか。

まずP!NKの歯を担当した専門家(Dr. Anjali Rajpal)は、『Us Weekly』に
このように語っている。

「グリルは大変なんですよ。取り外しが必要だし、装着した状態だと話すのも
食べるのも困難ですから。でも私がしているのはダイヤモンドを歯に
くっつけることです。(これらダイヤモンドは)取り外す必要がないの
です。」

またこれを「クールなトレンドだ」と同専門家は語っているが、その一方で
審美歯科の専門家は『Page Six』に「歯が欠けてしまう可能性などがある」と
コメント。
さらにバクテリアが隙間に入ったままになる可能性、またそれによる口臭も
指摘。
歯茎にも良くないとしており、歯科用の陶材を用いてもとの歯を美しく見せて
いる多くのセレブ達にとっては「とりわけリスクが高い」という。



ちなみに日本でもずいぶん知られるようになったグリルについては、
『www.mouthhealthy.org』が以下のように注意喚起している。

■歯磨き、デンタルフロスの使用をして、歯のトラブル回避につとめるべき
   食べ物などが歯間に挟まったままの状態になると、その後に歯が腐敗
   したり歯茎に害が及ぶ可能性がある。
   また口臭の原因にもなるほか、口腔内の細胞を刺激したりグリルを
   つけていない歯のエナメル質まで擦り減らす可能性がある。
■グリルの使用時間を決める
   外せるタイプのグリルを、装着したままにしないこと。
   そして食事の前に外す、毎日洗浄してバクテリアや食べかすを除去する
   ことが大事である。
■グリルの洗浄方法に気を付ける
   (アクセサリー感覚で装着するアイテムではあるが)ジュエリー用の
   洗浄剤の使用は避けること。
■グリルの購入・使用を前にしっかり考慮する
   グリルの購入を考慮している人はまず歯科医に相談し、そのグリルが
   どのような材料で出来ているのかなど、素材も確認すること。


歯のお洒落も素敵ではあるが、歯への悪影響が決してゼロではないことも意識
しておかねばならないようだ。



(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)



http://japan.techinsight.jp/2018/05/kay04302151.html





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