密造酒による死者数が90人に インドネシア

[密造酒による死者数が90人に 一部地域で非常事態宣言も インドネシア]

(AFPBB News  2018年4月10日)

【AFP=時事】
インドネシア当局は10日、密造酒を飲んで死亡した人の数がさらに増加し、
少なくとも90人に上ることを明らかにした。
被害はここ数年で最悪規模にまで拡大し、一部地域では非常事態が宣言
された。

世界最多のイスラム教徒人口を抱える同国の各地で、警察は有害な自家製酒を
販売していた業者らを逮捕すべく強制捜査を行う一方、被害者数がさらに増加
する恐れがあると警告している。

当局は10日、首都ジャカルタおよび西ジャワ州、さらに同国最東部のパプア
州で、少なくとも90人がここ2週間で死亡したと発表。
数十人が有毒な酒を飲んで病院に搬送され、深刻な容体にあるという。

10日の時点で少なくとも9人が逮捕されたものの、当局は現在も密造酒を流通
させた業者らを捜索している。

密造酒は通常、露天商らが隠れて販売しているが、露天商自らが混ぜ合わせて
有害な酒を密造していることもある。


警察によれば、容疑者の一人は蚊よけ剤に純アルコール、せき止め薬を
自家製酒に混ぜていたことを認めた。

また、別に逮捕された業者は、純アルコールにコカ・コーラや栄養ドリンクを
混ぜたと供述したという。


多数の死者が出たことを受け、首都ジャカルタの東に位置する主要都市
バンドンとその周辺地域では10日、非常事態が宣言された。

セティオ・ワシスト国家警察報道官は「これは我々全員に対する警鐘だ」と
コメントした。




http://news.livedoor.com/article/detail/14560413/





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