急性横断性脊髄炎

[急性横断性脊髄炎]

(岡山大学病院 整形外科 脊椎・脊髄グループ)


急性横断性脊髄炎は、急性または亜急性に横断性脊髄症状(対麻痺、四肢
麻痺、体幹のあるレベル以下の対称性知覚障害、膀胱直腸障害)を呈し、
その原因となる他疾患(髄外圧迫性病変、ギランンバレー症候群、結核、
梅毒、動静脈奇形、外傷、腫瘍など)が明らかでないものをいいます。

急性横断性脊髄炎の原因は不明ですが、上気道感染、下痢など先行感染が
1〜2週前にあることが多く、免疫が脊髄に対し病的に活性化するために
起こると考えられています。



<症状>
急性横断性脊髄炎は突然の頭痛、頚部痛、背部痛などで始まり、障害レベル
での締め付け感などがあります。

障害部位以下の対麻痺、四肢麻痺、対称性知覚障害、膀胱直腸障害が出現し、
数時間から数日でピークに達します。

障害の程度は、炎症を起こした脊髄のレベルと炎症の重症度によってさまざま
です。



<診断と治療>


http://www.onitaiji.com/spine/disease/dis27.html



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