アイスクリーム頭痛

[アイスクリーム頭痛] (Wikipedia) アイスクリーム頭痛(英: Ice-cream headache)は、アイスクリームやかき氷 などの極端に冷たいものを食べた直後に数分程度発生する頭痛。 医学的な正式名称である。 国際頭痛学会では「寒冷刺激による頭痛」に分類される。 「刺すような痛み」「脈打つ痛み」「脳が凍るような感じ」など症状は 個人差が大きい。 片頭痛持ちの人に起きやすい傾向がある。 この症状に対する研究は多いが、頭痛が数分程度で収まるため、発症 メカニズムなどの解明は進んでいない。 頭痛の原因としては、主に以下の2説が唱えられている。 (1) 冷たいものを食べた際に口腔内の温度が急激に低下し、反射で体温を上昇 させるため頭に通じる血管を膨張させて血流を一時的に増大させ、それにより 頭の血管に一時的に炎症が発生して頭痛を引き起こす。 (2) 冷たい物が喉を通過することにより、喉の三叉神経が刺激され、この時に 発生する伝達信号を脳が勘違いし、関連痛として頭痛が発生する。 上記の2説はどちらも正しく、両方が要因となり発生していると考えられて いる。 ほかに、低位咬合症の人が、口腔内の冷感刺激による交感神経の興奮により、 頭板筋が締めつけられて頭痛が発生することも考えられている。 予防法として、「冷たいものを少しずつ食べる」「冷たいものと同時に温かい ものを食べる」といった方法がある。 また、頭痛が起こってしまった場合には、「おでこやこめかみを冷やす」と いった対処法がある。
カテゴリー: か噛み合わせ(咬合), こ口腔顔面痛(OFP),  三叉神経痛, ず頭痛, せ生理学 タグ: , パーマリンク