白血病治療と歯科治療

[白血病治療と歯科治療] 化学療法(抗がん剤治療)に入る前に、X線検査を行い根尖性歯周炎(Per)の 確認や智歯周囲炎の発症リスクを確認します。 歯周病組織検査を行い辺縁性歯周炎(歯周病/P)の進行度を確認します。 感染病巣があれば、化学療法に入る前、骨髄移植前に治療を行います。 大きい根尖病巣や重度の歯周病の歯牙は抜歯が望ましい。 この場合には、白血球数や血小板数などに留意します。 時間が無い場合には、歯性感染病巣のリスクを下げる治療を行います。 小さな虫歯の治療や軽度の歯周病治療の際にも抗生物質を処方すべきですが、 白血病治療の主治医に確認します。 (横山歯科医院・横山哲郎) ————————————————– 重度の歯周病に栄養失調が加わると白血病症状が見られることがあるそう です。 栄養失調に加えて働き過ぎや運動し過ぎがあると、やはり白血病症状が 見られることがあるそうです。 身体は炎症に対抗するために白血球を増産するわけですが、栄養失調だと 出来損ないの白血球ばかり増えてしまいます。 出来損ないの白血球ばかり増えた状態は、白血病に極めて似ています。 (横山歯科医院・横山哲郎)
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