被告のDNA型検出されず 栃木小1殺害、法医学者証言

[被告のDNA型検出されず 栃木小1殺害、法医学者証言] (朝日新聞  2018年2月6日) 2005年に栃木県今市市(現日光市)の小1女児(当時7)が殺害された 事件で、殺人などの罪に問われ、一審・宇都宮地裁で無期懲役判決を受けた 無職勝又拓哉被告(35)の控訴審第6回公判が6日、東京高裁(藤井敏明 裁判長)であった。 弁護側証人の法医学者、押田茂實・日大名誉教授が出廷。 県警が専門家に依頼した鑑定書を分析した結果、「被告のDNA型が検出 されなかったのは明らかだ」と説明した。 この鑑定書は県警が2014年、別の大学教授に依頼したもの。 女児の頭部の粘着テープ片などから第三者のDNA型が見つかったとする 内容で、弁護側が控訴審で新たに提出した。 関係者によると、押田氏が当初分析した捜査関係者8人分の型に加え、県警が 71人分を照合した結果も新たに開示され、誰とも一致しない複数人の型が検出 されたという。 一方、検察側は5日の第5回公判で、テープから指紋を採取した茨城県警 鑑識課の警察官を証人尋問。 この警察官は「当時はマスクなどを装着せずに鑑定し、検出作業を 繰り返した」と述べ、第三者のDNA型が混じる可能性を示唆した。 (長谷文) https://www.asahi.com/articles/ASL26365ZL26UTIL00X.htmlNo tags for this post.
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