歌手 徳永英明さん もやもや病(4) 闘わず付き合っていく

[闘病記 歌手 徳永英明さん もやもや病(4) 闘わず付き合っていく] (読売新聞  2017年10月4日)(一病息災) 女性歌手の名曲を歌い上げた「VOCALIST」は大ヒットし、カバーアルバムを 重ねた。 2006年には紅白歌合戦に初出場。 2015年まで10年連続出場を果たした。 もやもや病の症状は落ちついていたが、2016年1月頃に再び違和感を 覚えた。 「あれ? 右手が重いなって感じ始めたんです。歯を磨くにしても、何だか 力が入らないなって」 不安はなかったが、医師に手術するよう説得された。 脳の血管が細いため、脳卒中を起こしやすいのもこの病気の特徴だ。 予防には、新たな血流を確保するバイパスを作ることが有効とされている。 2月に入院し、手術を経て3月に退院。 自身のブログに思いをつづった。 「再発したわけではありません 僕はずっと『もやもや病』と付き合って きたのです」 もやもや病の患者は全国で約1万7000人。 なじみの薄い病気だけに、自身の姿が患者への希望になることを自覚して いる。 「手術をしても血管の形はもやもやなんです。それとうまく付き合うという 意思表明であり、同じ病気の人たちへのメッセージでもあるかな」と振り 返る。 病気と闘うつもりはない。その思いは退院時のブログの締めくくりに込め られている。 「これからも大事にしてゆきます」 (文・森井雄一、写真・奥西義和)
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