歌手 徳永英明さん もやもや病(2) 歌詞が出てこない

[闘病記 歌手 徳永英明さん もやもや病(2) 歌詞が出てこない] (読売新聞  2017年9月20日)(一病息災) ヒット曲を連発し、本業以外にも活動の幅を広げていた2001年5月だった。 新潟市内でのコンサート中、急に歌詞が出て来なくなり、ステージ脇に 下がった。 会場はざわついた。しばらくしてステージに戻り、なんとか最後まで歌い きった。 「プロとしての体調管理がなっていなかった。めちゃくちゃな生活のツケが 来てしまったのかな」 翌日の公演も乗り切り、精密検査を受けた。 告げられたのが「もやもや病」だった。 主に 内頸動脈という太い脳血管が狭くなり、脳の血液不足が起こる難病だ。 脳に血が巡りにくくなり、一時的な手足のまひや言語障害が起きるのが 典型的な症状。 脳出血を起こすこともある。 血流不足を補おうと細い血管が発達し、検査画像でもやがかかったように 見えるため、この名前が付いた。 原因はまだ詳しく分かっていない。 全国ツアーは中止、無期限の休養を余儀なくされた。 「申し訳なかった。でも、ようやく休めるとも思いましたね」 結果的に約1年半、休んだ。 療養中は、体への負担を気にしながらも、サーフィンやサイクリングを 楽しみ、音楽も制作した。 病気についても思いをはせた。 「僕の脳の中で、血管がクモの巣のように延びているんです。なんだか スパイダーマンみたいだなって考えていました」 あくまで気持ちは前向きだった。
[歌手 徳永英明さん]もやもや病(2)歌詞が出てこない
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