歌手 徳永英明さん もやもや病(1) 悪い生活習慣ばかり

[闘病記 歌手 徳永英明さん もやもや病(1) 悪い生活習慣ばかり] (読売新聞  2017年9月13日)(一病息災) 「レイニー ブルー」「輝きながら…」「壊れかけのRadio」 1980年代から1990年代にかけてヒット曲を連発した。 2000年代に入ると、女性歌手の名曲をカバーした「VOCALIST」シリーズが 話題を呼んだ。 1986年のデビューから走り続けていた。 コンサートツアーを始めとした音楽活動は目白押し。 発表した歌はいくつもの音楽賞を受賞し、他の歌手にも楽曲を提供した。 書籍や写真集も出版。 得意なサッカーを生かしてワールドカップ取材も経験し、サッカー番組の 司会もこなした。 「当時は全然寝ていなかったですね」 過酷なスケジュールにもかかわらず、体調管理はおろそかだった。 酒もたばこも好きだった。 コンサートが終わった後でも、マージャンやテレビゲームで夜を明かした。 「悪い生活習慣のオンパレード。バカだったんです」 なんとなく体はだるく頭が痛むこともあったが、乗り切れていた。 ただ、体はすでに危険信号を発していた。 その頃から、手足の脱力など一過性の虚血性発作は時々出ていた。 「どこが悪いんだろうと思って何回か脳外科にも行ったんです。でも異常 なしって言われていたから」 そんな生活が続いていた2001年5月、異変が起こった。 歌っていて歌詞が出てこない。 脳血管の難病「もやもや病」だった。
[歌手 徳永英明さん]もやもや病(1)悪い生活習慣ばかり
           
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