歯周病の女性、がん発症のリスク上昇

[歯周病の女性、がん発症のリスク上昇]

(AFPBB News  2017年8月2日)

【AFP=時事】
歯茎の病歴を持つ女性は、特に食道がんや乳がんなど、何種類かのがんを発症
するリスクが高くなることが、1日に発表された米研究で明らかになった。

米がん学会(AACR)の学会誌「Cancer Epidemiology, Biomarkers and
Prevention(がんの疫学・生体指標・予防)」に発表された論文によると、
歯周病の病歴を持つ女性では、がんの発症リスクが14%上昇する。

最も強い連関が示されたのは食道がんで、歯周病の女性はそうでない女性と
比べてリスクが3倍以上だった。
また、肺がん、胆のうがん、黒色腫、乳がんのリスクも比較して「かなり
高い」ことが明らかになった。

研究は1999年から2013年まで行われ、年齢54~86歳までの6万5000人の
更年期後の女性に自らの健康に関する質問票に回答してもらい、平均8年間の
追跡調査が行われた。


これまでの研究でも、歯周病の人は特定のがんに罹るリスクがより高いことが
示されていた。


論文主著者でニューヨーク州立大学バッファロー校公衆衛生学部のジーン・
ワクトウスキ・ウェンド学部長によると、女性のみを対象に歯周病とすべての
種類のがんの連関に焦点を当てた初の研究だという。
同氏は、歯周病がどのようにがんを誘発するのかに関しては詳細な研究が
さらに必要だと付け加えた。




http://news.livedoor.com/article/detail/13420018/





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