高齢出産は40歳から? 女子大生の約6割が勘違い

[高齢出産は40歳から? 女子大生の約6割が勘違い]

(QLIFE ヘルスケアニュース  2017年04月04日)


まもなく入学式シーズン。
中高生は受験という関門を突破した開放感や上のステージへ進む喜びで
いっぱいなのではないでしょうか?
進学を機に親元を離れる学生さんにとっては、大学での勉強だけではなく、
自分の健康管理も“必修科目”のひとつといえるでしょう。

ドコモ・ヘルスケア株式会社では、女子大生の体や性に対する意識調査を
実施。
全国の短大・大学・大学院に通う女子大生309人の回答を集計した結果、
体の悩みや、出産に対するリアルな考えが明らかになりました。


体の悩みで最も多かったのが、生理痛で34%。
実際に、8割以上の女子大生が「生理痛がある」と答えており、授業や試験
など学生生活に与える影響が大きいと考えられます。
痛みを和らげるために、市販の薬を飲んだり、体を温めたりしている人が多く
みられるなか、「何もせず、我慢する」という人も17%います。
一方、病院からの処方薬(鎮痛剤・ピル・漢方など)を飲んでいる人は全体の
1割程度と少なく、自分で対処している人がほとんどのようです。



<生理周期はいつから数える?>
生理痛に関連して、毎月の生理周期の数え方を聞いてみたところ、「生理が
始まった日から」と正しく答えられた人が68%いたのに対して、およそ3割の
女子大生が「生理が終わった日から」と勘違いしていました。

次の生理予定日がわかれば、月経前症候群の対策ができるほか、排卵日を
予測することもできます。女性の体のリズムを知るうえで重要ですから、
きちんと知っておきたいですね。



また、将来的に出産願望がある人は76%と、4人に3人が“ママ”になることを
望んでいることがわかりました。

しかし、高齢出産の定義については、半数近い人が「40歳から」と誤解して
おり、正解の「35歳から」と答えられた人は38%にとどまりました。
「45歳から」と答えた人も12%、「50歳から」と答えた人も3%と少数
ながらおり、出産に関して正しい知識を身につけているとは言えない結果と
なりました。



今回の結果に、産婦人科専門医の宋美玄先生は「生理痛がひどい場合は市販薬
だけに頼らず、婦人科の受診をおすすめします」とコメント。
さらに、「人生設計や婦人科疾患の予防・早期発見のためには、学生のころ
から自分の体を知って、健康管理をしておくことが大事です」と呼び掛けて
います。



(菊地 香織)



https://www.qlife.jp/square/healthcare/story61850.html





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