<スマホ依存>課金で断つ 無料制限アプリ、自分でロック

[<スマホ依存>課金で断つ 無料制限アプリ、自分でロック] (毎日新聞  2017年1月23日) 金沢市のデザイン会社がスマートフォンの使用を制限するアプリを開発し、 スマホから離れて勉強や睡眠時間を確保したい高校生らの利用が相次いで いる。 通話を除く全ての操作が一定時間できなくなり、途中で解除するには100円を 課金される仕組み。 開発した「ヨシタデザインプランニング」の葭田護代表(48)は「『時は 金なり』ではないが、時間を大切に使うために役立ててほしい」と話して いる。 アンドロイド用の「タイマーロック3」。 同社のサイトから無料でダウンロードできる。 使い方はユーザー登録し、ロック時間を設定。 開始ボタンを押すと、画面全体がスクリーンに覆われ、通話以外の操作が できなくなる。 ロック時間は10分単位で設定でき、最長6時間まで可能だ。 昨年10月の配信開始後、高校生を中心に利用が相次ぎ、ダウンロード数は 約1500に上る。 会社のロゴマークやCM制作も手がけている同社は、2014年に「タイマー ロック」シリーズとして、今回の前身に当たる1と2を相次いで配信した。 高校生と大学生の2人の息子を育てる葭田代表が「放っておいたら勉強せずに スマホを触る」と危機感を抱いたのがきっかけだった。 タイマーロック1と2は子供の長時間使用を防ぎたい保護者用で、ロック 解除にパスワード入力を求めた。 第3弾の今回は発想を転換して、スマホ利用者本人が自発的にロックする。 解除に100円の課金を求め、ロックした時間の累計を表示する機能も設けた。 葭田代表は「利用者から『課金するぐらいでないと、やめられない』との声が 寄せられた。 課金の導入は迷ったが、(スマホ依存を防ぐ)意識付けになると感じた」と 話す。 課金分は同社の収益になるが、実際に課金されてまで途中でロックを解除する 人は少なく、抑止効果が働いているとみられる。 ただ、葭田代表は「アプリで全ては解決できない。1日の4分の1をスマホを 見る時間に充てたら人生の20年分ぐらいになる」と話し、節度のある使い方を 呼びかけている。 【金志尚】 <高校生、スマホ1日平均使用は約3時間> スマホを巡っては、中高生を中心に過度な依存が社会問題になっている。 総務省情報通信政策研究所が2014年7月に公表した高校生約1万5000人を 対象にした調査では、8割以上がスマホを使用。 1日の平均使用時間は約3時間で、無料通信アプリ「LINE(ライン)」や フェイスブックなどソーシャルメディアに約1時間40分を費やしていた。 生活への影響も深刻で、「使用前に比べて時間が減ったこと」(複数回答)を 尋ねたところ、最多は睡眠の40.7%。 他は ・勉強34.1% ・読書20.0% ・家族との会話9.2% などだった。 ソーシャルメディアを利用する最大の理由は「友達や知り合いとコミュニ ケーションを取るため」で45.9%。 使用する時間帯は「就寝前」が最多の80.1%で、睡眠時間を削って没頭する 姿が浮かぶ。 【金志尚】 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170123-00000037-mai-soci            No tags for this post.
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