[学校・公園に無線LAN…授業や災害時に活用]
(読売新聞 2016年12月26日)
総務省は2020年までに、全国の公立学校や自治体が運営する公園、博物館
など約3万か所に公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」を整備する方針を
固めた。
インターネットを無料で使えるようにして、日常では観光や教育活動に、
災害時には避難情報や安否確認のやり取りに役立てる。
2017年度から3年間で約100億円を投入し、集中的に設置する計画だ。
整備するのは、災害時の避難場所に指定されている小中高校や自治体の庁舎、
公園など。
公立の博物館や、遺跡など文化財も対象にする。
災害発生などで利用者が短時間に集中すると、携帯電話会社の回線は混雑で
つながりにくくなる。
Wi-Fiはネット環境が安定しており、4月の熊本地震の際も避難所で安否
情報の確認などに効果を発揮した。
学校や公園などに整備することで、タブレット端末で授業したり、観光客が
案内情報を検索したりするなど、日常のネット活用も進める狙いだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161225-00050106-yom-bus_all