加藤茶さん 大動脈解離(7) 震災避難者に届けた笑い

[コメディアン 加藤茶さん 大動脈解離(7) 震災避難者に届けた笑い]

(読売新聞  2016年1月14日 )(一病息災)


63歳での大動脈解離で2か月入院し、10キロやせた。

でも、大病から半年で、テレビのドラマに復帰することができた。


65歳の時、割烹(かっぽう)料理屋でアルバイトをしていた20歳の
綾菜さんと出会った。
「一目見て、『この子と結婚するかも』と思ったんだ。アタックして、お茶を
飲みに誘ったりして、交際が始まりました」

毎晩のように飲み歩き、大病の要因となった自暴自棄の生活が、おさまって
きた。

半年後、綾菜さんの初めての手料理を食べていると、思わず涙がこぼれた。
綾菜さんも「加藤さんはいろいろつらかったんだろうな」と感じ、2人で
泣いた。
それから、一緒に暮らすようになった。

だが、結婚は悩んだ。
「45歳離れているけど、ほんとに大丈夫か」
綾菜さんの「大丈夫です」の返事を聞いて、「じゃあ頼みます」とプロポーズ
した。
68歳で正式に結婚。
年の差婚が世間の話題になった。


その年、芸能生活50周年を迎えた直後に、古里の福島が東日本大震災で、
大きな被害を受けた。
友人のタレントらと、避難者であふれる学校や公民館で舞台にあがった。
地元なまりたっぷりの「加トちゃん」のコントで、避難所は久しぶりの笑いに
包まれた。

「避難者の方たちが、『今ほしいのは家と笑いだ』と言ってたんだ。喜んで
もらって、うれしかったね」




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