炭酸や果物で歯が溶ける! 酸蝕歯が増加中

[炭酸や果物で歯が溶ける! 酸蝕歯が増加中]

(ガジェット通信  2016年1月8日)


おいしい食事の基本といえば、調味料の「さ・し・す・せ・そ」かもしれま
せんが、それ以上に大切なのが歯。
健康な歯がなければ、食事はおいしくいただけません。

しかし最近では、歯が溶けてしまう酸蝕歯になる人が増えているそうです。

いったい何が原因となっているのでしょうか?



<果物やドリンクなどに含まれる酸で歯が溶ける>
酸蝕歯は、日ごろから口にしている炭酸飲料やサラダのドレッシング、果物
などに含まれている酸が原因となり、歯を溶かしてしまう口腔疾患です。

酸によって歯の表面のエナメル質が溶けてしまい、歯のツヤがなくなったり、
穴があいたり、欠けてしまったりする場合も…。

また、エナメル質が溶けてしまうと、歯の黄ばみや知覚過敏などになる
ケースもあるので注意が必要といわれています。


具体的にはどんな食べ物や飲み物に酸が多く含まれているのでしょうか?

飲み物であれば、炭酸飲料やスポーツドリンク、栄養ドリンク、黒酢などの
健康ドリンク、サワーやワインのようなアルコール飲料などです。

食べ物では、レモンやグレープフルーツ、オレンジ、ドレッシングなど
酸っぱいものは酸が多いのだとか。



<酸蝕歯は水やお茶で予防する>
酸蝕歯を予防するには、酸性の飲食物を口にしたら、口内に酸が長時間
残らないようにするために、水やお茶を飲んで酸を洗い流すことが効果的。

また、スポーツドリンクや炭酸飲料、アルコールなどを時間をかけて飲んで
いると、酸が口内に残っている時間が長くなるので気をつけましょう。


酸を洗い流すために、歯磨きをすればいいのでは? と思うかもしれま
せんが、酸性の飲食物を口にした直後の歯磨きは歯の表面を削ってしまう
可能性があるのでNG。
酸っぱいものを口にしたら30分ほど時間をおいてから歯磨きするといいで
しょう。


酸蝕歯を予防するために、炭酸飲料やドレッシングを口にしないというのは、
正直難しい…。
前述の予防法などを活用して、歯が溶けにくい口内環境を維持できるように
してみよう。


記事提供『mamatenna(ママテナ)』(R25編集部)
(文・奈古善晴/考務店)


http://getnews.jp/archives/1337980




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