潰瘍性大腸炎にクルクミンを含む飲み薬

[潰瘍性大腸炎にクルクミンを含む飲み薬] (Medエッジ  2015年12月22日) <血液から入る薬より副作用の心配は軽く> 潰瘍性大腸炎の治療法として、微小粒子とクルクミンを含む分子から成る 飲み薬が効果的であるという。 <ポリマーを使った薬を届ける> 米国、ジョージア州立大学のディディエ・メルリン氏らの研究グループが、 化学分野の専門誌であるコロイズ・アンド・サーフェシズB:バイオインター フェーシズ誌2015年8月号において報告。同大学が紹介している。 潰瘍性大腸炎は治療が難しい腸の炎症が起こる病気。 炎症性大腸炎の一つ。 研究グループによると、腸の最も奥の粘膜に影響を及ぼすことが多い。 潰瘍性大腸炎の治療では、炎症を治めて、粘膜を治し、手術や入院を減らす ところが大切になる。 薬をいかに腸の必要なところに送り込むが課題で、従来、静脈注射で血液から 薬を届けてきたが、全身に広がるのは問題になりやすかった。 副作用が起こるからだ。 研究グループは、新しいポリマーを使って、クルクミンを含む薬を作り 出した。 <治療の最適化につながる> 動物実験では、クルクミンによって大腸炎を起こすような感染症を弱めて、 潰瘍性大腸炎の再発率を下げられると確認できた。 ウコンの有効成分であるクルクミンを含む微小粒子は、うまく機能したと 見られた。 今後、潰瘍性大腸炎の治療においてここで作られた仕組みがうまく生かせる 場面もあるようだ。 日本で病気に悩む人も恩恵を受けられそうだ。 https://www.mededge.jp/a/gast/20842No tags for this post.
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