米良美一さん

[米良美一]

(Wikipedia)


米良美一(めら よしかず、1971年5月21日〜)は、日本の歌手。
世界的にも評価されているカウンターテナー歌手として知られている。

1997年、宮崎駿が監督するアニメーション映画『もののけ姫』のテーマ曲
歌唱に起用され、映画のヒットとともに米良の声種であるカウンターテナーが
日本で一般に知られるきっかけとなった。


宮崎県西都市出身。
3万人にひとり程度の割合で発症する難病、先天性骨形成不全症を持ち
生まれる。
幼いころから骨折を繰り返していた。


地元の西都市立三財小学校に通う。
子どもの頃から歌が好きであったが、身長が伸びず、両腕も伸ばせない症状が
あった。
生まれつきの難病のため、支援学校小学部へ6歳から入学。
親元を離れ全寮制の寄宿舎や小児病棟に入り生活。
6歳からの数年間は宮崎市の赤江まつばら支援学校に籍を置いて寄宿舎生活を
送り、小学4年生の1学期終了まで在学した。

寄宿舎での生活は「寂しさを紛らわす為か、風呂場で詩吟を吟じた事が
あって、とても上手かった。」と当時の寮母長に回顧されている。

寄宿舎内に現存するオルガンを弾く事を勧められたことが、後の米良自身の
歌の表現力の基礎になった。

特別裕福な家庭ではなかったが、両親は米良の入退費用がかさむため、
肉体労働をして働き育てた。
男に混じって働く母の姿をからかう友人もいて、このことが米良にとって
つらく感じられた。

体調不良により床に臥す日々が続く時はカセットテープに録音されていた
歌謡曲を聴いて過ごし、音楽に親しんだ。
入院していた病院の若い看護師からプレゼントされたカセットテープに録音
されたアイドル歌手・松田聖子の大ファンになり、同じ高さで歌いたくて
裏声を出して一緒に歌う練習をしたことが、米良のカウンターテナーの原点と
なった。


中学時代も支援学校で学んだ。
15歳までに約30回の骨折を繰り返した。


2015年4月7日、前年末にクモ膜下出血で緊急入院し、1月に水頭症を
発症し再手術を行ったことを公表した。
3月末に退院、実家でリハビリに取り組み、5月には歌のトレーニングを
開始。
9月6日に群馬県玉村町文化センターで作曲家宮川彬良と共演する「ふたりの
歌謡ショウ」で仕事復帰。

身長は142.7cmであったが、くも膜下出血発病後には138.7cmに短縮した。





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