加藤茶さん 大動脈解離(1) 還暦過ぎ、10時間の大手術

[コメディアン加藤茶さん 大動脈解離 (1)還暦過ぎ、10時間の大手術]

(読売新聞  2015年11月26日 )(一病息災)


最高視聴率50.5%。
戦後の笑いが詰まった「8時だョ!全員集合」で、お茶の間の人気者に
なった。
「加トちゃんペッ!」「ちょっとだけよ」など、次々とギャグを生み出し、
子どもたちのアイドルだった。


しかし、還暦を過ぎて転機を迎える。
63歳で心臓とつながる大動脈の病気になり、10時間の大手術を受けた。

昨年は、服用薬が原因で、体が震える「パーキンソン病」に似た症状に
苦しんだ。
「このまま死んじゃうのかなあ」

4年前に再婚した45歳差の若妻の栄養管理などで、今年に入って体調が回復、
第二の人生を歩んでいる。



戦争まっただ中の1943年、東京で生まれた。
音楽一家に育ちギタリストだった父が病気になったため、終戦後、父の郷里の
福島市に移った。
しかし、父は亡くなり、母は東京に一人で戻り、仕送りを続けた。

「父のことは何も覚えていません。オイラが小学校に入る頃、母ちゃんが
福島に帰ってきて、2歳下の妹と一家3人で暮らせるようになった。母は
飲食店をやって、女手一つでオレたちを育ててくれたの」


高校2年の時、親類を訪ねて上京した。
東京の人の多さと活気に、若い心が躍った。
「もし福島に戻ったら、東京においていかれる」と思った。
学校は中退し、東京暮らしを始めた。
食うための仕事を、急いで見つけなければならなかった。




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