関節リウマチ 叶和貴子さんの場合

最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学 『症例 関節リウマチ 叶和貴子さんの場合』 叶和貴子さん(女性)/35歳(当時)  女優 1991年12月、舞台のプレッシャーと年末のディナーショーなどが重なり、 疲れがピークに達していた叶和貴子さん。 しかも彼女は1週間前から風邪をひき、高熱と扁桃腺の腫れに悩まされて いました。 まさにそんな時、体の節々が痛くてしょうがなくなってきた叶さん。 自分では風邪のせいと思い込んでいましたが、その後も様々な異変が続き ます。 <症状> (1)節々の痛み (2)異常な寒気 (3)歯ブラシを手にした時、指がこわばって力が入らない (4)膝の関節の痛み (5)肩の関節の痛み (6)顎の関節の痛み <病名>関節リウマチ <なぜ、叶和貴子さんは関節リウマチに?> 「関節リウマチ」とは、手や足など複数の関節が炎症を起こし、痛みや腫れを もたらす病。 放っておくと手や足の関節が曲がったり、激痛のため歩けなくなることもあり ます。 免疫の異常によって発症すると言われる関節リウマチ。 その原因の1つは、肉体的、心理的ストレスにあると言われています。 叶さんの場合、年末の疲労のピーク時に風邪をひいてしまったことが リウマチを発症させたと考えられるのです。 ところが、リウマチと聞いて年配者がかかる軽い病気だと考えてしまった 叶さんは、治療をはじめることなく再び、ストレスの多い女優生活へと戻って しまいました。 また、風邪薬を飲むと痛みが消えたのも関節リウマチの落とし穴でした。 風邪薬には鎮痛剤が含まれているため、服用すると一時的に関節の痛みが 消えてしまうのです。 こうして叶さんの関節はゆっくりと蝕まれていきました。 2年後、朝、歯ブラシを手にした時、指がこわばって力が入らなくなった 叶さん。 これこそ進行した関節リウマチの典型的な症状。 この時、彼女の指の関節では、異常を起こした免疫機能が関節を激しく攻撃。 そのため関節が滑らかに動かなくなり、こわばってしまったのです。 それなのに、症状を見過ごしてしまった叶さん。 やがて、膝、肩、アゴと全身の関節が悲鳴を上げ、日常生活すら送れないほど 悪化していました。 ここに至っても「治療に専念しては・・・」という医師の忠告を無視し、 舞台のリハーサルを続けた叶さん。 4ヵ月に及んだ公演を終え、病院に駆け込んだ時は、身体を支えるものが ないと歩けないほどに症状が悪化していました。 しかし叶さんはその後、全てのスケジュールをキャンセルし、治療に専念 しました。 そして3年後、リハビリを続けながら見事、芸能界に復帰。 現在はテレビの情報番組にまで活躍の場を広げています。 現在、関節リウマチで悩む人は、全国に70万人。 毎年1万5千人もの新たな患者が増え続けていると言われています。 特に30代から40代の女性の発症が多く、健康な女性こそ気をつけなければ ならない病なのです。 http://asahi.co.jp/hospital/
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