パーキンソン病は「認知症」に注意を、20年以内に80%で起こる

[パーキンソン病は「認知症」に注意を、20年以内に80%で起こる]

(Medエッジ  2015年9月12日)


<「炎症」は脳に良いのか悪いのか>
パーキンソンン病には、認知症も伴うので注意が必要になるようだ。
どのように治療できるか研究が進められており、関心も集まる。



<4つの症状に加えて>
オーストラリア、アデレード大学医学部のリンゼイ・コリンズ・プレイノ氏
らの研究グループが、9月1日から始まるパーキンソン病啓蒙週間を受けて
報告している。

研究グループによると、パーキンソン病では一般的には体の動きについて
4つの症状が出てくると知られている。
  ・手足のふるえ
  ・動きの衰え
  ・姿勢の不安定
  ・筋肉のこわばり

さらに、認知機能障害も見られる。
軽い場合もあれば、認知症に至る場合もある。
パーキンソン病と診断を受けてから20年以内に、80%以上が認知症を発症
するという。



<脳の炎症の関連は?>
「炎症」が認知症を進める鍵を握る存在の1つであるようだ。

一般的に炎症が起こると、体にはダメージが及ぶと分かっている。

一方で、今回の研究グループは、炎症の反応の一部が脳をダメージから守る
可能性もあると見ている。

炎症の程度を見ながら、パーキンソン病の人の認知機能にどんな影響が
及ぶかを見ている。


パーキンソン病と向き合う人は認知症を防ぐための対策に着目すると
よいのかもしれない。




https://www.mededge.jp/a/psyc/19057





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