歯ぎしり・ガム噛み癖・・・その裏に社会不安障害の可能性

[「歯ぎしり」「ガム噛む」ちょっとした体質や好み? いやいやその裏に社会不安障害の可能性] (Medエッジ  2015年5月15日) <とりわけ昼間の歯ぎしりは、社会不安障害の有無で大差> 寝ていると歯ぎしりをしてしまう。 いつもガムをかんでいる。 なぜだろうと考えたすると、何かの体質かな、好きなのかな、と考えるのが 関の山かもしれない。 実は、裏には「社会不安障害」があるようだ。 <パニック障害やPTSDの問題が背景?> イスラエル・テルアビブ大学の研究グループが、歯科分野の国際誌である ジャーナル・オブ・オーラル・リハビリテーション誌で報告。 テルアビブ大学が2015年5月5日に報告している。 歯ぎしりは上下の歯をすらせる行動で、寝ている間、起きている間にして しまうという人も少なくないだろう。 歯ぎしりは、歯の摩耗、あごの痛みなどの原因になるので軽視はできない。 一方で、研究グループによると、米国では「パニック障害」や「心的外傷後 ストレス障害(PTSD)」「恐怖症」「強迫性障害」などの不安障害に大人の 6人に1人が悩んでいる。 研究グループは、歯ぎしりの背景に社会的環境から来る不安(社会不安 障害)があるのかを検証した。 30歳代の男女75人にアンケートを実施。 このうち40人社会不安障害と診断され、半数は抗うつ薬を飲んでいた。 残りの35人に社会不安障害はなかった。 全員に歯の検査を実施。 歯ぎしり(ブルキシズム)を調べたほか、ガムをかむ習慣、爪をかむ癖などの あごの動作を伴う習慣やくせの有無についても調べた。 <社会不安障害の治療で治る> その結果、中程度から重度の歯の摩耗が社会不安障害を持つ人の42.1%に 見られた。 比較対照となる社会不安障害を持たない人では28.6%と差があった。 あごの動作を伴う習慣やくせを持つ人は、社会不安障害のある人は32.5% だったのに対して、比較対照となった人では12.1%だった。 起きている間でも歯ぎしりをする人も社会不安障害を持つ人の42.5%に確認 できた。 この場合は比較対照では3%にとどまった。 社会不安障害の治療を行うと歯ぎしりも治ると見られた。 歯や口の周囲の健康にもつながることで注意してみるといいかもしれない。 http://www.mededge.jp/a/psyc/13022            No tags for this post.
カテゴリー: た態癖/生活悪習癖, だ唾液過多症, は歯ぎしり(ブラキシズム) パーマリンク