松本ハウス 統合失調症(3)即決でコンビ誕生「症状良くなった気が」

[一病息災 お笑いコンビ 松本ハウス 統合失調症(3)
              即決でコンビ誕生「症状良くなった気が」]

(読売新聞  2015年5月7日)


ハウス加賀谷の相方で、5歳年上の松本キックは三重県で育った。
格闘技が大好きで、自分で作ったサンドバッグを暗くなるまで蹴り続けた。
東京に出てみたくて、大学に進み、琉球拳法部に入った。

だが、卒業して就職するだけの将来に疑問を持ち、2年で退学。

格闘技では食えないので、もう一つの大好きなお笑いに傾いていった。
19歳から漫才やコントのネタを書きためた。


1991年、芸能事務所のオーディションに受かり、稽古場で17歳の加賀谷と
会った。
加賀谷も、同じ事務所に合格していた。
落ち着きはないが、正直者の加賀谷に、松本が声をかけた。
「2人で漫才やらへんか」
即決でコンビが誕生した。

「髪の毛は印象に残るように短くしました」
1年余お世話になったグループホーム名の「○○ハウス」にちなみ「ハウス
加賀谷」。
加賀谷が怠けると蹴り技をかます松本は、「松本キック」と芸名が決まった。

初めの3か月間、客席から笑いはなかった。
ぼけ役でハイテンションの加賀谷と、台本を書き、突っ込み役の松本。
2人の芸がなじんでくると、4か月目からどっと受けるようになった。


加賀谷は振り返る。
「薬は飲み続けていました。人前に出て、笑いが取れるようになり、幻覚も
なくなって、症状は良くなった気がしました」




https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150507-OYTEW54923/






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