ワインを飲んだ直後は歯磨きやめよう

[ワインを飲んだ直後は歯磨きやめよう、
          ワインの酸が歯の「天敵」、数分でエナメル質を弱く]

(Medエッジ  2015年4月6日)


<磨くなら指でやさしく>
ワインに含まれる酸が歯の表面になるエナメル質にとって「天敵」になると
分かった。
数分で歯を弱くする可能性。

歯磨きは避けた方が良さそうだ。



<ワイン試飲のプロが危ない!>
オーストラリア、アデレード大学歯学部の研究グループが、歯科の専門誌で
あるオーストラリアン・デンタル・ジャーナル誌で2015年3月24日に報告
した。

研究グループは、ワインテイスター(ワインを試飲して味を確かめる人)の
ようにワインを短時間口に含んで、それを複数回繰り返してもらう実験を
行った。

ワインに含まれる酸にさらされると、どのような影響がでてくるか歯の変化を
調べた。



<10回の試飲でエナメル質が軟質化>
その結果、ワインの1分の試飲を10回繰り返しただけで一般的に酸に弱いと
される歯のエナメル質が軟らかくなると分かった。
酸蝕と呼ばれる現象が起こったもの。

影響を受けた歯はワインに含まれる酸に数分だけさらされただけですり減り
やすくなってしまった。

「1日に20回から150回はワインの味見をするプロのワインテイスターや
ワイン製造担当者、ワインの品評会の評価者など、口腔衛生にとって大きな
リスク」と研究グループは指摘する。



<ミネラル補給を>
試飲する前に、カルシウムをはじめ、ミネラルを補給するのが良いようだ。

試飲後は歯が軟らかくなっている可能性があり、水で口をゆすぎ、歯磨きを
する際には、練り歯磨き粉を指に乗せて指で歯を磨くのが必要という。

軟らかくなっている歯のブラッシングはエナメル質を損傷する恐れがあると
注意を促す。
注意したいところだ。



http://www.mededge.jp/a/eeee/11312




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