[西山登志雄]
(Wikipedia)
西山登志雄(1929年8月3日〜2006年10月9日)は、東武動物公園の
元園長、元名誉園長。
「カバ園長」の愛称で親しまれた。
芳村真理とは実家が隣同士(日本橋芳町)で幼馴染だった。
芳村の話によると西山は幼いころから動物が好きだったという。
上野動物園に就職以前の話。
友人に「50cm位のネズミがいる」と聞かされ、半信半疑ながら捕獲して
みたらヌートリアであった。
これは毛皮を取るために南米から移入し、野生化したものだった。
西山が捕獲したヌートリアは、日本に帰化が確認された最初の発見である。
西山の名前が発見者として記載されている書籍もある。
終戦間もない1946年、上野動物園に入園。
カバの飼育係として働き、カバの口を大きく開けさせる特技などで上野
動物園の来場者(主に子供)から「カバのおじさん」と呼ばれた。
飼育係は約20年務めた。
昭和40年代に東京12チャンネルで放送された『動物の国』の3代目
動物おじさんとしても知られる。
1981年、東武動物公園の初代園長に就任。
2000年に園長職を退き名誉園長に就任した。
2005年3月体調不良を理由に名誉園長を退任。
以後自宅で療養が続いていた。
2006年10月9日、肺炎のため埼玉県春日部市の病院で死去。
享年77。