[武田鉄矢20年のうつ病の苦しさ明かす
「101回目のプロポーズ」の頃から…]
(デイリースポーツ 2014年10月7日)
俳優で歌手の武田鉄矢(65)が7日、フジテレビ系「ノンストップ!」の
取材に対して、40代から20年にも及んだうつ病の苦しさを明かした。
武田に異変が生じたのは42歳だった1991年。
「101回目のプロポーズ」で主演するなど多忙を極めたころだった。
「体調の変化なんでしょうね。ちょっとうつ病っぽくなって、何をやっても
力が湧いてこない」というのが最初の症状だった。
そして「考え方が暗くなって、何週間か事務所が休みくれるとこれっきり
仕事が来ないんじゃないか、とか」と、心理的にどんどん落ち込んでいった。
メンバーや家族には、こんな状態であることは知らせなかった。
海援隊のメンバー、千葉和臣がいま振り返っても「最近眠れないってのは
言ってた」程度の認識だった。
2011年には大動脈弁狭窄症にかかり、手術をして5週間入院、老いへの
恐怖がさらに武田をどん底へと追い込んだ。
その際読んだ心理学者のユングの本に「人生は山登りに似ている。登った
限りは降りなきゃいけない。登りっぱなしのことを遭難したという」とあり、
この言葉で武田はやっと救われた。
8日にリリースされるニューアルバム「去華就実~花散りて次に葉を茂り
実をむすぶ~」の中の新曲「♪そうだ病院へ行こう」の歌詞には、これまでの
自分をベースしたユーモアがちりばめられているという。
http://news.livedoor.com/article/detail/9332298/