千原ジュニアが患っていた「鼻涙管閉塞症」ってどんな病気?

[千原ジュニアが患っていた「鼻涙管閉塞症」ってどんな病気?]

(日刊ゲンダイ  2014年9月18日)


15日に読売テレビで放送されたトーク番組「にけつッ!!」に、千原ジュニア
(40)が左目に眼帯をつけて登場。
収録前日に目の手術を受けた様子を明かした。

ジュニアは2001年にバイク事故を起こして眼底骨折などの重傷を負い、
その後遺症によって涙腺が詰まり、本来は鼻に流れる涙が逆流して目から
あふれてしまう症状に悩まされていた。
かねて「テレビの本番とか舞台なんかで体温が上がると涙が出てくるので、
すごい面倒くさい」と、8月末に手術を受けることも明かしていた。



<慢性的な炎症と癒着する>
ジュニアが悩んでいたのは「鼻涙管閉塞症」という病気で、交通事故の
後遺症に限った話ではない。

都内の眼科医が説明する。
「人間の目の中では常に新しい涙が分泌され、“余分な”涙は目と鼻を結んで
いる鼻涙管を通って鼻腔へと流れていきます。その鼻涙管が詰まって
しまうと、涙がうまく鼻に流れなくなり、目からあふれてしまうのです。
常に目が潤んだ感じでぼやけて見えたり、目やにがたまりやすくなったり、
うっとうしく感じる患者さんが多い。涙嚢が細菌感染すると、目頭から膿が
出るケースもあります」


鼻涙管は慢性的な炎症があると癒着して閉塞を起こす。
鼻炎や蓄膿症などの鼻の病気、結膜炎などの目の病気が原因になるから注意
したい。


治療は細いシリコーン製のチューブを鼻涙管に挿入して閉塞部分を広げる
方法が行われる。
それでも再閉塞する場合は、ジュニアのように涙嚢と鼻腔をへだてている骨に
穴を開ける涙嚢鼻腔吻合術が必要になることも。


悲しくないのに涙が止まらない人は、ジュニアと同じ病気かもしれない。




http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/153424




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