妊娠中のコーヒーは赤ちゃんの白血病リスクを高める

[妊娠中のコーヒーは赤ちゃんの白血病リスクを高めるとの研究結果]

(IRORIO  2014年08月22日)


妊娠中の飲酒や喫煙が赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼすことは、さまざまな
研究で明らかになっている。

そして最新の研究によると、妊婦がコーヒーを飲み過ぎると生まれてくる
赤ちゃんの白血病リスクが高くなるのだという。



<1日に2杯でリスク60%増>
専門誌「American Journal of Obstetrics and Gynaecology」に掲載された
研究報告によると、1日に2杯飲むと60%、4杯以上で72%リスクが
高まる、としている。

研究は、世界中でこれまでに行われた妊娠中のコーヒーが赤ちゃんに与える
影響について行われた調査約20件を分析する形で行われた。


研究者らは、コーヒーに含まれるカフェインが胎児のDNAを刺激し、腫瘍の
成長を促してしまうのではないかと推測している。



<酒やタバコ並みに規制必要?>
研究にはか関わっていないが、この分野の専門家である英国ブリストル大学の
Denis Henshaw教授は「英国では子どもの白血病がこの数十年で増えてきて
いる。原因については環境要因が考えられ、コーヒーもその一つだろう」と
話す。

また、「今後さらに研究を進め、確たる根拠が揃えば、アルコールとタバコ
並みに規制が必要になってくるかもしれない」としている。


とはいえ、「時々飲む程度であれば、特に心配する必要はない」とのこと。

コーヒー好きの人には少々辛いが、妊娠中は1日1杯程度に抑えていた方が
無難かもしれない。




http://irorio.jp/karenmatsushima/20140822/156240/





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