父親の葉酸不足が、生まれてくる子供の体に影響

[「妊活」には父親の食生活も大切! 
          父親の「葉酸」不足が、生まれてくる子供の体に影響]

(livedoor  2014年01月30日)


カナダ・マギル大学のサラ・キミンズ氏を中心とした研究チームは、母親
だけでなく、父親の食生活が子の健康に影響を及ぼす可能性がある、との
研究論文を発表しています。


研究は、葉酸に焦点を当てたもの。
妊娠中の女性が摂取すると良いものとして、葉酸が知られています。
これは緑色葉野菜、穀物、果物、肉類などに含まれているビタミン。
DNAの合成に必要で、摂取することにより二分脊椎などの神経管閉鎖障害の
発生リスクを低減できることが報告され、厚生労働省も「妊娠を計画する
女性は、妊娠の1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月の間に葉酸を始め、その他の
ビタミンを含むバランスの取れた食事が必要である」としています。


しかし今回、研究チームでは、十分な量の葉酸を摂取している雄マウスに
比べて、葉酸が欠乏している雄マウスの子は、先天異常の発生率が約30%も
高いことを発見したとのこと。

これは、葉酸が不足すると、精子の中のDNAに含まれる情報や、DNAを
コントロールする機能に異常が起こるためと考えられています。

キミンズ氏は、今回のマウス実験での結果が、人間にも当てはまることが
判明すれば、男性の食生活に重要な意味を持つと指摘します。



<葉酸が多く含まれる食品、摂取のポイント>
葉酸は、水溶性ビタミンなので、毎日の摂取が必要。

レバーや、その文字通り「葉」、ほうれん草や春菊、モロヘイヤなどの緑色の
濃い野菜に多く含まれています。

ちなみに、大量の飲酒やジャンクフードは、葉酸の吸収および代謝を妨げる
ので要注意!


将来子供が欲しいと思っているなら、女性だけでなく男性も、普段何を
食べるかが大切ということ。
“妊活”は、女性だけのものではないということを、改めて考えさせられる
研究結果です。




http://news.livedoor.com/article/detail/9797062/




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