今日は何の日:青木湖バス転落事故

[青木湖バス転落事故] (Wikipedia/その他) 青木湖バス転落事故は、1975年(昭和50年)1月1日に、長野県青木湖 西側湖畔で発生したバスの転落事故である。 1975年1月1日午前11時20分頃、長野県大町市の青木湖西側湖畔にある 市道の急カーブで、青木湖スキー場&ホテルのスキー客送迎バスが、 運転を誤り崖から33メートル下の青木湖に転落、乗客24人が逃げ遅れて 死亡し、15人が負傷した。 事故の直接の原因は運転ミスだが、このバスは定員32名のところを2倍近い 62名を乗せて運行しており、客席はもちろん通路や前部ドアのステップ 部分にまでスキー客が乗り込む寿司詰め状態であった。 車体前部のステップにいる乗客が邪魔になり、運転席からは左前部のミラーを 確認できない状態だった。 ホテルへ行く途中、未舗装の凍結した坂道を登りきり、左急カーブに さしかかった時に事故が発生した。 この坂道は幅員が狭い上に6〜7度程度の上がり勾配となっていて、しかも この急カーブは半径20メートルくらいの鋭角カーブだった。 この時、運転手は左側ミラーが見えないため、車体左側をこすらないことに 気をとられ、必要以上に右に車体を寄せてからカーブを曲がろうとした。 この運転操作により右前輪が脱輪し、そのまま車体前部から滑り落ちるように 転落した。 バスは青木湖に落ちたあと一旦は浮き上ったものの5分後には完全に水没 したという。 運転手、運転助手、乗客36人の合計38名はバスの窓などから辛うじて脱出 したが、乗客24人が逃げ遅れて犠牲となり、15人が負傷した。 事故当時の気象は、天気曇り、気温1度、湖水温度は6度だった。 助かった乗客の多くは車体後部におり、前部ほど犠牲が多かった。 この事故により、運転手は実刑判決を受けた。 また、現場の道路は事故発生時もすれ違い可能であったが、大町市が改修を 行い幅員8.9mとなっている。No tags for this post.
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