小児の抗菌薬にかかる費用 米国は英国の5倍

[小児の抗菌薬にかかる費用 米国は英国の5倍]

(HealthDay News  2013年12月26日)


米国の民間保険会社が払った小児に対する抗菌薬の費用は英国の5倍である
ことが、米ボストン大学ボストン共同医薬品調査プログラムのHershel Jick
氏らの研究でわかった。
英国では国の健康保険で費用が賄われる。

研究論文は、「Pharmacotherapy」オンライン版に12月18日掲載された。


この研究結果は、2009年に1つ以上の薬剤を処方された10歳未満の米国と
英国の小児16万人のデータを検討して得られたもの。
抗菌薬は米国の小児の75%、英国の小児の50%に投与されていた。

米国では民間保険会社が賄う抗菌薬の費用は推定240万ドル(約2億5,000
万円)を超え、英国では48万ドル(約5,040万円)未満だった。

また、一般に処方される抗菌薬は米国のほうが高価であり、服用期間も
長かった。
Jick氏によれば、小児に対する抗菌薬は英国よりも米国のほうがはるかに高価だという。


Jick氏らは、「処方薬の費用は米国経済の大きな負担になっている。この種の
比較試験は、効率の向上と大幅な経費削減につながる新たな政策に結びつく
可能性がある」と述べている。




http://www.healthdayjapan.com/





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