中村吉右衛門 味覚障害で体重10キロ減 唾も飲み込めず

[吉右衛門 味覚障害で体重10キロ減 唾も飲み込めず
                      「このまま逝かせてくれ」]

(デイリースポーツ  2013年10月11日)


歌舞伎俳優の中村吉右衛門(69)が味覚障害を患っていることが10日、
分かった。
この日、都内で行われた「国立劇場12月歌舞伎」(東京・国立劇場)の製作
発表で明かした。

今年8月にのどのヘルペスを発症した際、味覚障害と診断された。
食事がとれずに10キロほどやせたといい、「『このまま逝かせてくれ』と
思った」という。
現在は7割程度回復しており、12月の公演には予定通り出演する。


すい臓がんを患った坂東三津五郎(57)、右肩腱板断裂の片岡仁左衛門
(69)に続き、人間国宝の吉右衛門も病気を公表した。


吉右衛門は巡業中の7月に内臓に異変を感じ、8月、のどにヘルペスを発症。
吉右衛門は「一番ひどいときは自分のつばが苦くて飲み込めない。こんな
苦しい思いをするなら、食べないで『このまま逝かせてくれ』と思った。
味気ないという言葉を実感しましたね」と絶望の日々を告白。
点滴を打つ生活が続き、10キロほどやせたという。


昨年12月に中村勘三郎さん、今年2月に市川團十郎さんを亡くした歌舞伎界
だが、4月の歌舞伎座新開場を中心に、大きな行事が続いた。

吉右衛門も4月から6月まで歌舞伎座公演、7月から9月まで地方巡業と、
精力的に舞台に立ち続けた。
プライベートでも2月に四女の瓔子さんが結婚。


病気の原因は不明と診断されたが、吉右衛門は「疲れが出たのかな」と推測
した。
7割程度回復したという現在、甘味は感じるようになったといい「嫌いだった
オートミールが食べられるようになった」と味覚が変化したことも明かした。
最近は、もなかなど甘いものを食べながら体力を維持。


公演中の12月には初孫が誕生予定とあって、「性別は分かっておりますが
お楽しみに。12月には(体調も)大丈夫だと思いますよ」と意欲十分だった。





http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131011-00000000-dal-ent





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