書籍紹介:鉄格子のむこうの青い空

[書籍紹介:鉄格子のむこうの青い空]

宮下 均(著)

東峰書房(2000年7月)



アルコール依存症に取り組む精神科医である宮下均先生が、断酒治療のために
行われる集団療法の教材として書いています。

かつて炭鉱の街として栄えた地方都市が舞台です。
甲子園に出場経験のあるエース投手が主人公です。
閉山後の無職時期にアルコール依存症になります。
退職後にアルコール依存になる人が増えているのと同じ状況です。

閉鎖病棟、開放病棟、集団療法、それぞれの様子が描かれています。


そこそこ酒が飲める人は誰でも、アルコール依存症に罹患する可能性がある
ことがわかります。
疫学的には大量飲酒者の5〜10%しかアルコール依存症に罹患しないのですが
過信は危険であると感じました。


宮下均先生は、残念ながら2013年にお亡くなりになりました。


(横山歯科医院・横山哲郎)


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[市立三笠総合病院で男性医師が患者に刺され死亡 北海道・三笠市]

(フジテレビ系FNN  2013年8月21日)


北海道・三笠市の市立総合病院で53歳の男性医師が、診察をしていた55歳の
男に包丁で刺され、死亡した。

21日午前11時すぎ、三笠市の市立三笠総合病院で「患者が刃物を持って
暴れている」と、職員から警察に通報があった。
警察官が駆けつけたところ、外来の診察をしていたこの病院の医師・宮下均
さん(53)が、胸などを刺されて倒れていて、まもなく死亡が確認された。
警察は、病院の職員らに取り押さえられていた55歳の男に、安定剤を打った
うえで、殺人未遂の現行犯で逮捕した。

この男は、精神疾患で通院している患者で、刺された宮下さんの胸には、
複数の刺し傷があったという。
警察は、この男の回復を待って、くわしく事情を聴くことにしている。


http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130821-00000258-fnn-soci


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