中村七之助 泥酔してタクシー無賃乗車騒動

【プレイバック芸能スキャンダル史】

[中村七之助 泥酔してタクシー無賃乗車騒動]

(現代  2013年9月19日 掲載)


<2005年1月>
1月30日夜の緊急記者会見で「本当に申し訳ありません」と言って中村勘三郎
(当時49)は記者たちの前で両手を合わせ深々と頭を下げた。
その前日、都内ホテルで「18代目中村勘三郎襲名を祝う会」が開かれた
ばかり。
勘三郎は「甘やかして育てたつもりはないんですが、あんなバカとは
思わなかった」と続けた。

昨年12月5日、57歳の若さで亡くなった勘三郎の人生で最大の痛恨事と
いってもいいだろう。
襲名パーティーから数時間が経過した30日午前6時40分、次男の中村七之助
(同21)が逮捕されてしまったのだ。

タクシーが自宅のある東京・小日向に到着すると、七之助は料金約8000円を
払わずに逃走。
運転手の通報で駆けつけた交番巡査の頭を殴打。
公務執行妨害で現行犯逮捕されたというのである。

当初は次のように報じられていた。
パーティーがお開きになった後、父と別れて、仲のいい友人たちと六本木に
繰り出した。
2次会のメンバーには堀越高校の同級生で親友の「嵐」の松本潤もいた。
午前3時半まで飲み、仲間からタクシーに乗せられ帰路につき、迷って
いろいろなところをグルグル回った末に、やっと小日向に着いたという。

明らかにおかしいのは、3時間もタクシーに乗っていて料金が8000円で済む
はずがないということだ。

大塚署に留置された後、釈放された七之助はすぐに謝罪会見に臨んだが、
報道されている以上の詳しい事件内容が語られることはなかった。
「ボクの自覚が足りなかったと泣きながら頭を下げるばかり。まだ、冷静に
なれなかったのでしょう」(芸能記者)


それからしばらくたって七之助の口から真相が語られだした。
といっても、覚えていることは断片的。事件当時は泥酔状態だったからだ。
他の情報も寄せられ、その時の事情が少しずつ明らかになった。

最初の報道で間違っていたのは、友人たちと別れてタクシーに乗った時刻。
午前3時半ではなく同4時40分だった。
しかも、乗ったのは1台のタクシーだけではなかった。

七之助は1台目のタクシーで埼玉県の鶴瀬という場所に行っていた。
「なぜ、鶴瀬に向かったのかは定かではないんだけど、彼女が住む場所
だったのではという臆測も流れました」(同)

七之助は鶴瀬の駅前に止まっていたタクシーに乗り込み、運転手に自宅の
最寄り駅である江戸川橋と行き先を告げた。
車中では熟睡。
江戸川橋に着いて運転手が七之助を起こすと、金も払わず外に出てスタスタと
歩きだしてしまった。
運転手が追いかけると急に走りだし、警察に通報するところとなったの
だった。


この事件にはもうひとつの隠された事実があった。
下戸の七之助を酩酊するまで飲ませたのがあの市川海老蔵だったのだ。
六本木のキャバクラに入ると、海老蔵は七之助にシャンパンの一気飲みを
強要。
6歳上の海老蔵の命令は絶対である。
何度も一気飲みさせられた上に最後はタクシーに放り込まれたのだった。




http://gendai.net/articles/view/geino/144648





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