9月から急増! 夕方の交通事故死

[9月から急増! 夕方の交通事故死]

(NHKあさイチ  2013年9月18日)


警察庁が今年初めて、夕方の交通事故死が9月から11月に急増すると発表
しました。

そこであさイチでは、夕方、どのくらい視力が落ちるか調べました。
昼間だと1.5あった視力が、夕方の明るさでは、0.9にまで低下しました。

さらに暗くなったとき、文字がゆがんで、見え方の質が下がりました。
目の水晶体の表面には若干の凹凸があります。
ここを光が通ると、まっすぐ進みづらくなります。
明るいときは瞳孔が小さくなり、目に入る光が抑えられ、凹凸の部分を通る
光は少なくて済みます。
一方、暗いときは瞳孔が大きく開き、凹凸の面をより多く光が通るため、
映像がぼやけて見えるのです。


また、夕方の交通事故があった場所を専門家と訪ねました。専門家の指摘
では、夕方、交通事故が起こる道路には特徴があるといいます。
それは直線の道路。
理由は運転者が車の左側ばかり気をつけ、右側をあまり気にしないためだと
いいます。

さらに夜になると、視力が低下し、対向車のヘッドライトを見続けると周りが
見えづらくなります。


歩行者の行動にも特徴がありました。
車の右側から横断する人が多くはねられる傾向があるといいます。
歩行者にとって、近くの車線を通る車に比べて、反対側の車は、距離が遠い
ため、どれくらいのスピードで近づいてくるのか把握しづらいためだと
いいます。


夕方は車と歩行者がお互いの存在を知らせることが重要だと伝えました。
車は早めにライトの点灯をして、歩行者は明るい服を着ることが重要です。

今回実験で40メートル離れた地点から車のライトを黒い服、白い服、
反射材に当てて比べると、明らかに反射材が一番目立ちました。
さらに反射材の大きさが違うものを比較しました。
小さな反射材でも有効だと分かりました。




(NHK「あさイチ」2013年9月2日放送分)




http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20130902-a-005.html





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