妊娠中の喫煙で子供の難聴リスク高まる―米研究

[妊娠中の喫煙で子供の難聴リスク高まる―米研究]

(あなたの健康百科  2013年09月02日)


妊娠中の喫煙は胎児に影響を及ぼし、子供が成長した後にもさまざまな障害を
抱えるリスクが高まるとされている。

米ニューヨーク大学医学部の Michael Weitzman氏(小児科)らは、妊娠中に
母親が喫煙していた人では、感音性難聴(内耳や聴神経に障害がある難聴)が
関連していることが分かったと、米医学誌「JAMA Otolaryngology-Head &
Neck Surgery」(2013; 139: 669-677)に発表した。



<難聴を抱えている割合2.6倍>
Weitzman氏らは今回、2005~2006年登録の米国保健栄養調査(NHANES)
に参加した12~15歳の男女964人のデータを調べた。

その結果、全体の16.2%が妊娠中に母親が喫煙しており、妊娠中に母親が喫煙
していなかったグループと比べ、片側の低音障害型の感音性難聴を抱えている
割合は2.6倍だった。

Weitzman氏らは「今回、出生前にたばこの煙へさらされることに関連した
難聴は、比較的軽度だった。しかし、妊娠中に母親が喫煙していたグループで
難聴リスクが3倍近いのは、懸念すべきことである。今後の研究では、その
メカニズムについて明らかにする必要がある」とコメントしている。



http://kenko100.jp/articles/130902002576/




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