ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンと金属アレルギー

[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン]

(Wikipedia)


身長は167cm前後と当時の西洋人としては中背ながら、筋肉質のがっしりと
した体格をしていた。
肌は浅黒く、天然痘の痕でひどく荒れており、決してハンサムとはいえな
かったが、表情豊かで生き生きした眼差しが人々に強い印象を与えた。



<難聴の原因>
難聴の原因については諸説ある。

(1)耳硬化症説
伝音性の難聴であり、中耳の耳小骨の「ツチ・キヌタ・アブミ」の内の
アブミ骨が固まってしまい、振動を伝えなくなってしまった為に、音が聞こえ
なくなってしまう難病。
ベートーベンの難聴が耳硬化症である論拠として、ベートーベンが人の声は
全く聞こえてなかったにも関わらず、後ろでピアノを弾いている弟子に、
「そこはおかしい!」と注意したエピソードが挙げられる。
これは耳硬化症に特有の、人の声は全く聞こえなくなるが、ピアノの高音部は
振動を僅かに感じることが出来る性質にあると考えられる。
又、ベートーベンは歯とピアノの鍵盤をスティックで繋ぐことで、ピアノの
音を聞いていたという逸話もこの説を裏付ける論拠として挙げられる。


(2)鉛中毒説
慢性的な腹痛や下痢は終生悩みの種であった。
死後に行われた解剖では、肝臓、腎臓、脾臓、他、多くの内臓に損傷が
見られた。
これらの病の原因については諸説あり、定説はない。

近年、ベートーヴェンの毛髪から通常の100倍近い鉛が検出されて注目を
集めた。
鉛は聴覚や精神状態に悪影響を与える重金属であるが、ベートーヴェンが
どのような経緯で鉛に被曝したかについても諸説あり、以下のごとくである。

 ・ワインの甘味料として用いられた酢酸鉛とする説。

 ・1826年の1月から肝障害による腹水の治療を行ったAndreas Wawruch
  医師が腹部に針で穴を開けて腹水を排水した時、腹部に穴を開けるたびに
  髪の毛の解析では鉛濃度が高くなっていることから、傷の消毒のために
  使用された鉛ではないかとする説。





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