[メロンで食中毒か 米で15人死亡 リステリア菌に感染]
(朝日新聞 2011年10月1日)
米疾病対策センター(CDC)は30日、メロンが原因とみられるリステリア菌
による食中毒で7月下旬以降、中西部コロラド州を中心に84人が感染、
15人が死亡したと発表した。
米食品医薬品局(FDA)によると、感染源とみられるメロンはコロラド州の
農場から17州に出荷された。
9月中旬以降、農場が自主回収しているが、感染者は19州にまたがっている。
また、30日にはカリフォルニア州で生産されたレタスの一部からリステリア菌
が検出された。
自主回収が始まったが、関連はわかっていない。
CDCによると、リステリア菌は水や土壌などに広く存在する。
人に感染すると発熱や頭痛などの症状があり、重症化すると敗血症や髄膜炎を
起こす。
欧米では牛乳やチーズ、野菜、食肉などを原因とした集団発生が報告されて
いる。
(ワシントン=行方史郎)
http://www.asahi.com/health/news/TKY201110010122.html