歯周病、善玉コレステロール激減し動脈硬化も

[歯周病、善玉コレステロール激減し動脈硬化も]

(読売新聞  2011年5月20日)


歯周病が動脈硬化症を悪化させるメカニズムを、新潟大学大学院医歯学総合
研究科の山崎和久教授(歯周病学)らのグループが解明した。

歯周病の病原菌には、動脈硬化の原因の「悪玉コレステロール」を回収する
力を持つ「善玉コレステロール」を減らす作用があることを突き止めた。

世界初の成果といい、米電子版科学誌「プロスワン」で20日発表する。


マウスを歯周病原細菌に感染させて、正常なマウスと比べたところ、歯周病の
マウスは、血中の善玉コレステロールの量が半減した。

また、大動脈の悪玉コレステロール蓄積面積が、正常のマウスの2.25倍と
なり、動脈硬化症が著しく悪化することが分かった。

山崎教授は「歯周病の予防・治療が、動脈硬化症対策にも結びつく」として
いる。



http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110520-OYT1T00105.htm?from=top




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