前立腺がんリスク減少にコーヒーが効果、米研究

[前立腺がんリスク減少にコーヒーが効果、米研究]

(AFPBB News  2011年05月18日)

(発信地:ワシントンD.C./米国 )

【5月18日 AFP】
前立腺がんの予防については、コーヒーはたくさん飲むほど良いとする
研究結果を17日、ハーバード公衆衛生大学院が発表した。


コーヒーをまったく飲まない男性に比べて、1日6杯以上のコーヒーを飲む
男性のほうが、死に至る前立腺がんにかかるリスクは60%、前立腺がん自体が
発現するリスクも20%低いことが、この研究で明らかになった。

1日1~3杯のコーヒーでも、死に至る前立腺がんにかかるリスクは30%
低かった。

カフェイン含有の有無による効果の差はなかった。


研究者たちは、コーヒーの成分が持つ抗酸化作用や抗炎症作用と、前立腺がん
リスクの低下に関係があるのではないかと考えている。


前立腺がんは米国の男性に最も多く診断されるがんだが、すべてが致死性と
いうわけではなく、早期に血液検査で発見できる。


今回の研究では4万7911人の米国人男性を対象に、1986年から2008年までの
間の4年ごとに飲んでいるコーヒーの量を調査した。
この研究期間中に計5035件の前立腺がん診断が報告され、そのうち642件に
ついては転移や死亡が報告された。

コーヒー常用者における前立腺がんリスクの低下は、喫煙や運動不足など、
がんリスクが増大するとされる他の要因を加えても認められた。




http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2800953/7231095




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