富山大学・東海大学がコレステロールで会見 下げると病気に

[富山大の浜崎教授らがコレステロールで会見 下げるとかえって病気に]

(鶏鳴新聞  2010年7月25日)


「コレステロールが多い食品を摂ると、心筋梗塞や脳卒中になりやすいため、
卵や肉類の摂取も控えた方が良い」との考えが医師の間で根強いなか、富山
大学和漢医薬学総合研究所の浜崎智仁教授(脂質栄養学、医学博士)と、
東海大学医学部の大櫛陽一教授(医学教育情報学)、金城学院大学「脂質
栄養」オープン・リサーチ・センター長の奥山治美特任教授(予防薬食学、
薬学博士)は6月28日、厚生労働省内で記者会見し、『薬でコレステロールを
下げても死亡率は下がらず、かえって病気になりやすくなる』との研究成果を
発表した。

浜崎教授は学術雑誌に掲載された論文、大櫛教授は脳卒中患者のデータ
ベース、奥山教授は昨年までの動物実験や疫学調査の結果などを分析して、
結果をまとめたもの。

大櫛教授は「日本人に限れば、脳卒中や心筋梗塞を発症する人の9割は60歳
以上の高齢者。予防のためには、薬を飲むのではなく、栄養をしっかり摂って
血管を健康に保ち、タバコや炭水化物、トランス脂肪酸などの摂取を控えて、
炎症の発生を防ぐことが大事になる。鶏肉など動物性の脂肪には、炎症を
抑える作用があり、牛肉、豚肉、そして卵をしっかり食べても問題ない。
主食を少なめに、おかずをたくさん食べることが病気を防ぐコツ」と話して
いた。



http://www.keimei.ne.jp/article/20100725n1.html




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