牛(ウシ)の病気:舌遊び

[ウシの病気:舌遊び] (Wikipedia) 舌を口の外へ長く出したり左右に動かしたり、丸めたり、さらには柵や空の 飼槽などを舐める動作を持続的に行うこと。 舌遊び行動中は心拍数が低下することが認められている。 粗飼料の不足、繋留、単飼(1頭のみで飼育する)などの行動抑制、また 生まれてすぐに母牛から離されることが舌遊びの原因となっている。 子牛は自然哺乳の場合1時間に6,000回母牛の乳頭を吸うといわれている。 その半分は単なるおしゃぶりにすぎないが、子牛の精神の安定に大きな意味を もつ。 子牛は母牛の乳頭に吸い付きたいという強い欲求を持っているが、それが 満たされないため、子牛は乳頭に似たものに向かっていく。 成牛になっても満たされなかった欲求が葛藤行動として「舌遊び」に あらわれる。 実態調査では、種付け用黒毛和牛の雄牛の100%、同ホルスタイン種の雄牛の 6%、食肉用に肥育されている去勢黒毛和牛の雄牛の76%、黒毛和牛の雌牛の 89%、ホルスタイン種の17%で舌遊び行動が認められた。No tags for this post.
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