可聴域

[可聴域] (Wikipedia) ヒトでは通常、下は20Hz程度から、上は(個人差があるが)15,000Hzないし 20,000Hz程度までの鼓膜振動を音として感じることができ、この周波数 帯域を可聴域という。 可聴域を超えた周波数の音は超音波という。 可聴域を下回る、あるいは可聴域下限付近の低周波音は、これまで知られて いなかったタイプの騒音被害(低周波騒音)を引き起こすものとして注目 されている。 なお、可聴域近傍の周波数の音は、振動として皮膚感覚などで感知できる 場合がある。 ヒトには限られた周波数帯の音しか聞き取れないが、さらに加齢によって 可聴域が縮小する。 高周波の聴力から先に失われる傾向にあることを利用して、20代くらいまでの ヒトには十分聞き取れるが、それ以上の年代では聞き取りにくい(場合に よっては聞き取れない)ことを利用した商品開発も進んでいる(モスキート 音)。 さらに、20代を過ぎると、個体差はあるものの、どの周波数の音に対しても 徐々に聴力が低下し始め、最終的には老人性難聴になる。 しかし、老人性難聴となっても、比較的低い周波数帯の音に対する聴力は 良好に保たれている場合がある。 ————————————————– [高音域難聴] 高校の理科の時間に、この可聴域の検査をしました。 高音域が真っ先に聞こえなくなったのが、定年間近だったその理科の先生 でした。 ほぼ同時に高音域が聞こえなくなったのが、私でした。 私はバンド小僧(上手かったどうかは企業秘密)でした。 内耳の蝸牛の入口付近の断面積の大きな所で高音域を聞いています。 蝸牛の奥の狭い所で低音域を聞いています。 部屋の間取りを無視して、先にグランドピアノを設置してしまった感じです。 この蝸牛の入口付近に近い高音域から(老人性)難聴が始まることが多いの です。 但し、最近は、ピアノの鍵盤を単純に置いただけではなくて、もう少し複雑な 機構で音の高低を感じているのではないかと研究されています。 (横山歯科医院・横山哲郎) ————————————————–
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