適量のコーヒーでアルツハイマー病の発症リスクが低下

[適量のコーヒーでアルツハイマー病の発症リスクが低下、研究結果]

(AFPBB News  2009年01月16日)

(発信地:ストックホルム/スウェーデン)

【1月16日 AFP】
コーヒーを適度に飲む中高年はアルツハイマー病の発症リスクが極めて低い
ことが、15日発表されたフィンランドとスウェーデンの合同チームの研究で
明らかとなった。


研究を率いたフィンランド・クオピオ大学およびスウェーデン・カロリンスカ
研究所教授のMiia Kivipelto氏によると、コーヒーを1日3〜5杯飲む
中高年は、高齢になった時に認知症やアルツハイマー病を発症するリスクが
60〜65%低いという。


研究チームは、フィンランドで20年以上にわたり1409人を対象に、聞き取り
調査を繰り返し実施した。
まず50代の被験者にコーヒーを飲む習慣について質問し、その後1998年に
65〜79歳になった被験者の記憶機能を調べた。

その結果、1998年までに被験者のうち61人が認知症を、48人がアルツ
ハイマー病を発症していた。

同教授は、コーヒーにはアルツハイマー病に有効とされる抗酸化剤が多量に
含まれていると指摘している。

ただし、認知症の発症を遅らせたり回避するのに効果がある正確なコーヒーの
摂取量は、不明だという。


一方、前日発表された、コーヒーを多量に摂取すると幻覚症状を起こし
やすいとする研究結果について、同教授は「過剰に摂取するべきでないと
いうことだろう」と述べた。




http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2558680/3690031





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