抜歯窩幻歯痛(ファントムペイン)と顎の感染骨との関係

[抜歯窩幻歯痛(ファントムペイン)と顎の感染骨との関係] 「抜歯した所が痛い」という訴えは少なくない。 そのうち半分以上は、抜歯窩の隣在歯が原因の疼痛である。 しかし、隣在歯に疼痛の原因となるような病態がないことも稀ではない。 虫歯が無く、歯周病も無いか軽度であり、持続的・断続的な疼痛を生じそうも ないケースである。 この場合、本来痛くないはずの抜歯窩自体が原因と考えられる。 前者の隣在歯が疼痛の原因である場合は、「関連痛」すなわち痛みの混線と 呼ばれる状態であり、隣在歯だけではなく、上下の歯の間でも起こる。 後者の原因は、残存した感染歯根膜や感染歯槽骨に存在する細菌から産生 される毒素ではないかと考えられている。 [参照引用] ・虫歯から始まる全身の病気 ・脳のなかの幽霊 (横山歯科医院・横山哲郎)
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