野菜不足でうつ多く、葉酸摂取カギ・食習慣調査で判明

[野菜不足でうつ多く、葉酸摂取カギ・食習慣調査で判明]

(日経新聞  2007年11月17日)


野菜や果物などに含まれる葉酸の摂取量が少ないほど、うつ症状の人が多い
傾向にあることを、村上健太郎東京大医学部助教と溝上哲也国立国際医療
センター研究所部長らが調査で見つけた。

日常の食事が精神的な健康にかかわっていることを示す研究。
関連は欧米では報告されていたが、日本人のデータは初めてという。

国際栄養学雑誌に近く発表する。


研究グループは昨年、福岡県の20代から60代の517人(男性309人、女性
208人)に、過去1カ月間に食べたものを詳しく聞き、各栄養成分の摂取量を
算出した。
同時に別の質問でうつ症状があるかどうかを調べ、摂取した各栄養素との
関連を探った。

その結果、葉酸の摂取が少ない人ほどうつ症状の割合が高かった。
摂取が多い人では、少ない人よりうつ症状が半減していた。
この傾向は女性でもうかがえたが、男性でよりはっきりしていた。

年齢や肥満、喫煙、飲酒、結婚しているかどうか、ストレスなどの影響を
除いて解析した結果で、葉酸そのものがうつ症状を減らしている可能性が
高いという。



(共同)



http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2007111705978h1





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