[コーヒー1日2杯、流産の危険2倍・米健康医療団体チーム調査]
(NIKKEI NET いきき健康 2007年1月22日)
【ワシントン21日共同】
1日に2杯以上コーヒーを飲む妊婦は飲まない人と比べ、流産の危険が2倍に
なる—。
そんな調査結果が21日、米国最大の会員制健康医療団体「カイザー・
パーマネント」(カリフォルニア州オークランド)の研究チームによって
明らかになった。
米産婦人科ジャーナルに掲載された論文によると、研究チームは1996年10月
から1998年10月にかけ、同州サンフランシスコの1,063人の妊婦を調査。
その結果、1日にコーヒー2杯分に相当する200ミリグラムのカフェインを
摂取した妊婦はカフェインを取らない妊婦と比べ、流産する割合が2倍に
高まった。
コーヒーだけでなく紅茶などを通じ、カフェインを摂取した妊婦も流産の
危険が高かったことから、研究チームはカフェインが原因物質と結論付けた。
カフェイン摂取は胎盤の血流減少などを引き起こし、これらが胎児に悪影響を
与える可能性があるという。
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2008012208421h1