LSD(薬物)とは

[LSD(薬物)]

(Wikipedia)


LSDはリゼルグ(リゼルギン)酸ジエチルアミドのドイツ語の略称であり、
非常に強烈な作用を有する半合成の幻覚剤である。

LSDは化学合成されて作られるが、麦角菌やソライロアサガオ、ハワイアン・
ベービー・ウッドローズやハワイアン・ウッドローズ等に含まれる麦角
アルカロイドからも誘導される。

純粋な形態では透明な結晶(このまま市場に出回ることはない)であるが、
液体の形で製造することも可能であり、これを様々なものに垂らして使う
ことができるため、形状は水溶液を染みこませた紙片、錠剤、カプセル、
ゼラチン等様々である。
日本では吸い取り紙のような紙にLSDをスポットしたペーパー・アシッドが
有名。

LSDは無臭、無色、無味で極めて微量で効果を持ち、その効用は摂取量だけで
なく、摂取経験や、精神状態、周囲の環境により大きく変化する。
(セッティングと呼ばれる)
一般にLSDは感覚や感情、記憶、時間が拡張、変化する体験を引き起こし、
効能は摂取量や耐性によって、6時間から14時間ほど続く。

日本では1970年に麻薬に指定された。


LSDはインドール核を有し、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンに
よく似た構造を持つ。
そのためLSDはセロトニン受容体に結合し、5-HT2のアンタゴニストとして、
5-HT1Aと5-HT1Cのアゴニストとして働き、セロトニンの作用を阻害する
ために幻覚が起こると考えられている。


逆にLSDの服用後にセロトニンを服用することで幻覚の発現を抑えることが
できる。





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