テストステロンとは

[テストステロン]

(Wikipedia)


テストステロン は、 アンドロゲンに属するステロイドホルモンで、男性
ホルモンの一種。

哺乳類のオスでは睾丸から、メスでは卵巣から主に分泌されるが、副腎からも
微量ながら分泌される。



<作用>
筋肉増大、タンパク質同化作用の促進、体毛の増加の作用をもつ。
女性の男性ホルモン分泌量は男性の20分の1で、陰毛の発毛に関与する。



<性ホルモンとしての作用>
胎生期、妊娠6週目から24週目にかけて大量のテストステロンが分泌される
時期があり、これに曝されること(アンドロゲン・シャワーと呼ばれる)に
よって、脳は女性的特徴(ホルモン分泌の周期性)を失う。


なお、男性外生殖器の形成に関係するのは、5αリダクターゼにより、代謝
されたジヒドロテストステロン (DHT) によるもの。

思春期以降の男性では睾丸からの分泌が顕著に増加し、男性的な身体の特徴が
形作られる(二次性徴)。


一般に30歳ごろから減少しはじめ、年1〜2%の割合で減少する。
テストステロンの減少は男性更年期と呼ばれるが、女性の更年期ほどには
急激にホルモン分泌は変化せず、身体や精神に与える影響も個人差が大きい。
ストレスなどで急激な減少を起こすと、男性更年期障害を起こす。
テストステロンの減少率は個人差が大きく、70代になっても、30代の
平均値に匹敵するテストステロン値を維持している男性も多い。



<ジヒドロテストステロンの作用>
テストステロンは標的臓器の5αリダクターゼにより、ジヒドロテスト
ステロン(DHT)へと代謝される。

アンドロゲン受容体への結合親和性はDHTの方が高いが、テストステロン
自体も結合し標的遺伝子の転写を活性化する。


テストステロン自体には禿げを起こす作用はなく、DHTに代謝されることで
初めて薄毛、性欲減退を促す作用が出る。
5αリダクターゼの分泌量は遺伝が関係しているため、遺伝的要因による
禿げが存在すると言われる。


5αリダクターゼを阻害し、DHTの生成を抑制するフィナステリドは、男性型
脱毛症の進行遅延に効果がある。





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