ジゴキシン(ジギタリス)とは

[ジゴキシン]

(Wikipedia)


ジゴキシンとは強心剤(強心配糖体)の1つ。

ジギタリス属植物であるケジギタリスの葉から抽出される。


アメリカでは看護師がジゴキシンを用いて患者を殺害する事件が起きている。



<薬理作用>
ジゴキシンは細胞膜に存在するNa+,K+-ATPaseを阻害することによって
細胞内Na+濃度の上昇をもたらす。
Na+を細胞外へ排出するための代替的経路としてNa+-Ca2+-交換体が活性化
され、その結果心筋細胞内Ca2+濃度の増加を引き起こし、心筋の収縮力の
増加、心拍数の減少及び心筋における神経興奮伝導速度の低下を引き起こす。

主に狭心症及び心房細動に対して用いられる。


副作用として嘔吐、不整脈などがある。


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視野が黄色く見える「黄視症」はジギタリス中毒の典型的症状


ジギタリスの黄視症/バイアグラの青視症


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